17: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:17:04.03 ID:vBgwTiTm0
文香ちゃんにもらった本を抱えて事務所に帰るとプロジェクトルームで杏ちゃんがうさぎの縫いぐるみを枕にソファーで寝ていた。
杏「んぁ、卯月ちゃんお疲れ〜」
卯月「杏ちゃん、お疲れ様です!」
18: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:17:52.72 ID:vBgwTiTm0
卯月「杏ちゃん、もしかしてさぼ――」
杏「卯月ちゃんはさ、太陽の年齢って知ってる?」
はぐらかされた。
19: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:18:39.13 ID:vBgwTiTm0
杏「うん。人間にとってみればそうなるね。でもさ、太陽にとっては自分の年齢は23歳なんだ」
卯月「え、23歳!?どういうことですか?」
若すぎる。それでは青年じゃないか
20: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:19:24.93 ID:vBgwTiTm0
杏「一方太陽は銀河系を中心に毎秒217キロで一周する。」
卯月「毎秒217キロ……?」
速度を言われてもピンとこない
21: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:20:48.80 ID:vBgwTiTm0
杏「その本さ、チャールズ・ディケンズだよね」
杏ちゃんは私が抱えている本を指して言う。
22: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:21:35.34 ID:vBgwTiTm0
卯月「ところで杏ちゃん、ご飯はたべましたか?よかったら一緒になか卯に行きませんか?」
うさぎだけに。私は杏ちゃんの下敷きになっている兎に目を遣る
杏「……なか卯の卯って、本当はうどんの‘う’から来てるんだけどね」
23: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:22:19.29 ID:vBgwTiTm0
4
なか卯で食事を終えると、杏ちゃんは自宅に直帰した。
ありすちゃんたちとは入れ違いになったのか会うことはなかった。
24: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:23:34.28 ID:vBgwTiTm0
卯月「文香ちゃん!いったいどうしたんですか?」
文香「ああ、卯月ちゃん。それが、どうやら安部さんが食あたりで倒れたそうなんです」
卯月「食あたり?」
25: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:26:46.05 ID:vBgwTiTm0
卯月「え、なんで貝にモンブランが絡んでくるんですか?」
文香「実はあのモンブラン、いちごクリームパスタで作ったモンブランなんです」
卯月「いちごクリームとパスタで作ったモンブラン?」
26: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:27:34.32 ID:vBgwTiTm0
卯月「あの、ありすちゃんは今どこに?」
文香「幸いにも、なか卯で食事を終えた後に帰宅しました」
卯月「それは良かったです。」
27: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:29:22.95 ID:vBgwTiTm0
『その時空から、不思議な光が降りてきたのです。それは……』
携帯から聞きなじんだ声が聞こえてきた
卯月「!……菜々ちゃんから電話だ!」
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