過去ログ - モバP「サンタさんといちゃこらいちゃこら」
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3:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 21:28:46.21 ID:UAoSMK+vo
「弁明を、どうぞ」

外は冷え切っていた。
だが、なぜか家の中の空気まで冷え切っている。
ついでに、目の前に立っている少女の表情は凍りついている。

普段は呑気そのものな表情を引き締めて銀髪生首、もといイヴ・サンタクロースは俺にジト目を向けていた。

「ついカッとしてやった」

悪びれずに俺は言う。

「寒い中帰ってくるあなたを優しく迎えてあげた私に……ですかぁ?」

胡乱げな視線。

「溢れ出る感情が抑えきれなかった」
「あの……その傍迷惑な溢れ出る感情でわたしは恥をかいたんですけど?」

確かに通りすがりのご近所さんもビクっとしながら振り返っていた記憶がある。

「正直、色っぽい声を出してくれるのを期待してた」
「……ご期待に添えました?」

冷たいジト目。
先程のあれがまるで宇宙怪獣みたいな悲鳴だと思った記憶は墓場まで持っていこうと思う。


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