過去ログ - モバP「サンタさんといちゃこらいちゃこら」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 21:32:45.64 ID:UAoSMK+vo
イヴのこめかみが怒りにヒクついている。

少しだけ考える。
そして、俺は努めて真面目な表情を作った。

「色っぽいというよりはイロモノっぽくはあった思う」
「……んふっ、……ンッ、ごほんっ!」

一瞬、イヴが表情を崩してから咳払いをする。
そして、その掌を俺の頬にあて、こねくりまわし始める。

「笑っら!今、お前笑っらりゃん!」
「え〜、笑ってないですぅ」

イヴは俺の掌の動きを加速させる。
整った顔つきをゆっくりとこちらに近づけてくるイヴ。

「悪いことをしたら言うことがあります」
「ごれんらひゃい」
「聞こえませんねぇ」
「ごめんらはい」
「聞き取れないですぅー」
「ごれんらはい」

十分ほどそんなやりとりを繰り返すと、ようやく俺の頬に押し付けた掌を剥がしてくれた。

「……?あの、どうしたんですかぁ、いきなり難しい顔して」

イヴの掌は柔らかく、そして暖かく、離れたそれが少しだけ惜しくなった。
そんなことを俺が言ったらやはり気持ち悪いと思われるのだろうか。
…………。

無言で俺はイヴの頬にぴったりと添えるように掌をつける。
俺の奇行に目を白黒させるイヴ。
だが、まぁ流石というべきか、十秒もすると平静を取り戻している。

「ご感想をどうぞ」
「…………あの、むにゅむにゅって仕返ししないんですか?」

ちょっとその答えは予想外だった。

「……前々から思ってたけど、やはり少しマゾっ気が」
「な、ない!ないですからぁ!もぅ〜!」

“うわぁ、引いたわー”みたいな表情を作りながら言うと、大げさに手をぱたぱたさせながらイヴが否定を繰り返していた。


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