129: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/22(日) 21:01:12.38 ID:Ihpvpbn40
「司令官・・・あの、私・・・」
朝潮が、気まずそうに、提督に小声で言う。
霞に付き添いたい、と。
提督は少しの間、考えた。そして、首を小さく、縦に振った。
朝潮は、笑顔と会釈で返事をした。
霞の息は穏やかながらも荒く、不規則である。目の焦点は、全く合っていない。
咳き込み、それがバネとなって吐こうとする。しかし胃には何もなく、何も吐けない。
霞の様子を、提督と朝潮はひたすら、胸を痛めて見ていた。
途中で他の姉妹も見に来た。しかし、朝潮と霞以外には、いつも通りの朝。
日課はもう始まっていた。
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