287: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:16:11.36 ID:AHr53rOv0
「きゃっ!」
「朝雲ちゃん大破! 演習終了!」
288: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:17:01.38 ID:AHr53rOv0
主力艦である北上に指導され、励まされ、誇りと同時に嫉妬を交えた複雑な気持ちが湧き上がった。
今回の北上の指導が普段の訓練よりも厳しかったのが、その心情をさらに複雑にした。
289: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:17:45.97 ID:AHr53rOv0
「ねえ、聞いてちょうだい。私、最近改二が搭載可能になったらしいの!」
荒潮が自慢気に話す。姉妹は一応、おめでとうと言うが、荒潮はどこか悲しそうであった。
290: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:18:45.14 ID:AHr53rOv0
「みんなに、嬉しいお知らせが2つあります!」
大潮は部屋に入るなり、大きな声で、そう言った。
291: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:19:15.98 ID:AHr53rOv0
「そして、もう1つは・・・じゃーん!」
大潮の声と同時に、1人の艦娘が部屋に入ってくる。
292: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:21:48.34 ID:AHr53rOv0
***
「朝潮姉〜、おはようございま〜す」
293: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:24:43.12 ID:AHr53rOv0
「山雲、朝食取りなさい!」
「あれ〜? 食堂って自分で好きなの注文するんじゃ〜」
294: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:25:53.45 ID:AHr53rOv0
「食べ終わったら座学よ! 教科書は持っているわよね。予習はした?」
「え〜、予習〜?」
295: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:26:30.43 ID:AHr53rOv0
朝雲は照れて、山雲から目を逸らした。
朝雲と山雲が盛り上がるところに、朝潮が忠告する。
296: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 18:26:58.29 ID:AHr53rOv0
朝潮が、霰以外の全員が揃ったことを確認し、揃って、座学の教室へと向かった。
山雲にとって、初めての座学。予習もせず、全くついていけない。
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