331: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:42:59.53 ID:AHr53rOv0
***
鎮守府は慢性的に、1つの重大な問題を抱えていた。
332: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:44:05.63 ID:AHr53rOv0
出撃にふさわしい艦娘もいれば、そうでない艦娘もいるのだ。
そして同様に、遠征にふさわしい艦娘もいれば、雑務にふさわしい艦娘もいるのだ。
333: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:45:34.61 ID:AHr53rOv0
任務待機中の艦娘の1人である山雲は、日々、いかに家庭菜園を実現するかを考えていた。
着任したては忙しかった山雲も、数週間もすれば、要領をつかめてくる。
334: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:46:12.94 ID:AHr53rOv0
「はーい」
中から衣笠が出てくる。山雲は初めて会う人に対し緊張を高まらせながら、青葉を呼んでもらう。
335: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:47:15.46 ID:AHr53rOv0
「お久しぶりです、山雲さん」
部屋の前で、山雲は、自分の計画のことを、詳細に青葉に話した。
336: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:47:55.29 ID:AHr53rOv0
「でも・・・聞くだけ、司令官に聞いてみましょう。それに、今は前とは状況が違いますから・・・」
青葉は小さく笑い、山雲に手を差し出し、握手を求める。
337: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:49:13.32 ID:AHr53rOv0
「では明日、そうですね、間宮ででも、話をしましょう。
日課が終わったら、この部屋に来てください。では、また明日」
「は、はい! 青葉さん、ありがとうございます!」
338: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:52:17.02 ID:AHr53rOv0
「青葉、何か嬉しそうじゃない。どうかした?」
「いやいや、何でもないよ!」
339: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:52:42.73 ID:AHr53rOv0
「お姉さん、眠たそうだね。今日で何日目?」
大潮が、朝潮の目の下の薄い隈を見て、尋ねる。
340: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:53:33.08 ID:AHr53rOv0
朝潮は眠たそうに目をこすりながら、朝食を口に運んだ。
出撃し、夜戦に突入して、皆が寝ている頃に帰投。そして、数時間入渠してから、睡眠に入る。
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