342: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:56:03.90 ID:AHr53rOv0
山雲は真っ直ぐ朝潮型の部屋に戻る。そしてメモと本を持ち、古鷹・青葉型の部屋に直行する。
部屋をノックする。中から反応がない。もう一度ノックする。反応がない。
343: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:56:42.95 ID:AHr53rOv0
「あ、青葉さん、いらっしゃいますか? ちょっと、約束があって」
「ああ、昨日の子だね。もうちょっとで来ると思うから、待ってね。あ、ほら来た。青葉ー、お客さん」
344: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:57:29.02 ID:AHr53rOv0
「では、行きましょうか」
「は、はい!」
345: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:57:56.21 ID:AHr53rOv0
「山雲さんは、何にしますか?」
「え、えーと・・・」
346: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:58:34.59 ID:AHr53rOv0
注文を聞き、間宮が奥に行く。初めての場所、そして初めての、先輩との対談。
山雲の緊張はピークであった。
347: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:59:15.15 ID:AHr53rOv0
「どうぞ、できたてですよ」
お菓子が湯気を立てて、運ばれてくる。甘い匂いが山雲の鼻をくすぐり、幾分か、緊張をほぐした。
348:名無しNIPPER[sage]
2017/02/18(土) 20:10:08.15 ID:8sTGYy3/O
乙
349: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 20:11:09.46 ID:AHr53rOv0
***
「電気消すわよー!」
満潮の声で、消灯する。いつものことである。朝潮は出撃で遅く、今はいない。最近の光景である。
350: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 20:11:40.06 ID:AHr53rOv0
山雲は重い瞼を必死に開け、タイミングを見計らう。
そして皆が寝静まったと思い、山雲は、メモと本を持ち、そっと部屋を出た。
351: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 20:13:25.50 ID:AHr53rOv0
夜であっても、ここは鎮守府。軍事施設。
夜間哨戒の艦娘が活動している。不審な行動をとれば、撃たれかねない。
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