424: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:33:53.58 ID:AHr53rOv0
布団の中で、山雲は明日のことを考えていた。
家庭菜園の道具が一通り揃い、明日から作業を開始する。
425: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:45:48.13 ID:AHr53rOv0
***
起床し、朝食を食べ、日課を終える。
426: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:46:37.83 ID:AHr53rOv0
「朝潮姉、起きているかな〜・・・」
「・・・まあ、朝潮姉のことだから、仮に寝ていたとしても、お昼くらいには起きているでしょう。
ったく、何で今日に限って、演習なんか!」
427: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:47:31.01 ID:AHr53rOv0
「大丈夫よ山雲! 朝潮姉は、きっとわかってくれるわ」
「でも、満潮姉が止めに入ったりとか・・・」
428: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:48:00.31 ID:AHr53rOv0
「おかえり、演習お疲れ様」
「朝潮姉、眠くないの?」
429: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:48:28.83 ID:AHr53rOv0
「朝潮姉、ちょっと、お願いがあるの・・・」
「うん。私にできることなら、何でも言ってちょうだい」
430: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:52:50.11 ID:AHr53rOv0
「お姉さん、我儘なのはわかっているけど、お金をください。
私と朝雲姉の持ち分じゃ、とてもやっていけなくて・・・
種買ったり、肥料買ったり、どうしても色々とお金が必要なの。
おねがいします。成果も出せるかわからないけど、お願いします・・・」
431: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:53:17.23 ID:AHr53rOv0
「山雲、頭上げて」
朝潮はその束を、山雲に渡した。山雲はそれに、目を丸くする。
432: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:53:59.78 ID:AHr53rOv0
「・・・ありがとう、朝潮姉。ありがとう」
しばらく、2人は抱き合っていた。そして、ゆっくりと、2人は離れる。
433: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 22:58:29.27 ID:AHr53rOv0
満潮が加わり、メンバーは3人。部屋を出て、空き部屋へと向かう。
朝潮はそんな妹達の背中を誇らしげに見ていた。
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