7:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:20:54.04 ID:A6ibG+pUo
――お疲れ
「……プロデューサーさん」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:21:21.14 ID:A6ibG+pUo
「……ドリームキャッチャーだよ」
――思い出した。ネイティブインディアンに伝わってるってやつか
9:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:21:48.94 ID:A6ibG+pUo
「駄目」
素早い返事。一度目の大声が無ければ、これも大声だったのだろうなと思えるほどの強い口調。
関係あるのは確かじゃないか、とは口にせず、プロデューサーはその場を退く。
10:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:22:20.96 ID:A6ibG+pUo
涼は答える。
わからないと。
わからないが何かが違うと。
11:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:22:48.81 ID:A6ibG+pUo
箇条書きにしてそれぞれを個別に挙げてみるならば、全てが紛れもない小梅の言動。
しかし繋げるとそれは、途端に色褪せて別人の行動となる。
小梅に詳しい。本人と見紛うレベルで詳しい。
12:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:23:17.23 ID:A6ibG+pUo
――いいか、小梅
――最初に言っておく、俺はお前の味方だ
――だから、正直に答えて欲しい。誰のためでもない、お前を守るためだ
――何があった。お前と“あの子”の間に
13:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:24:17.30 ID:A6ibG+pUo
小梅は続けた。
自分は白坂小梅だが、アイドルをしていたのは自分ではない、と。
正確には、自分だけではない、と。
14:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:24:52.06 ID:A6ibG+pUo
最初に動いたのは“あの子”だった。
小梅から身体を奪った“あの子”は、その日から枕元に魔除けを置いた。
小梅は身体を戻してもらうために、ずっとつきまとっていたのだという。
15:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:25:19.96 ID:A6ibG+pUo
小梅の言葉にプロデューサーも頷いた。
――ああ、わかった。それじゃあ復帰は期待できるな
16:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:25:48.18 ID:A6ibG+pUo
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