過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
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62:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:46:21.17 ID:uYqhyxH10
千歌「っ……」


 出口へ向かって手を差し伸べるにこを、千歌は溢れそうな涙を溜めた目で見据える。



千歌「――ありがとう、ございました!」


千歌「ぐす……」


 腰が折れそうな程頭を下げる千歌。そして出口へ駆けていく彼女の目からは、涙が溢れていた。

 時々、いるのよね、と想いを巡らせる。負けて当然と思える人が想像以上に多いこの世界、それでもああやって本気で悔しそうにする人もいるのだ。



 ああいう人がいるから自分はここで待っている、と結論を出してからにこは同伴していた審判にボールホルダーを預ける。


にこ「治療をしておいてください」


 審判が事務所へと戻っていく。


 あの少女は、また自分の所へ来るのだろうか。太陽のような輝きを見せてくれた少女、にこの記憶の中にある人物と、よく似ていた。ただ、その記憶の中の人物と決定的に違うのは、ポケモントレーナーとしてのセンスは並でしかない、ということだろう。


 高海千歌、それと……。


にこ「渡辺曜、だったかしら……友達らしいけど……あっちはすごいセンスね」



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