過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
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61:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:44:46.28 ID:uYqhyxH10

 奇しくもそれは、アチャモがプリンを破ったのと同じように、一連の動きとして記憶させていたものだった。最序盤にしびれごなで距離を取らせ、やどりぎのたねを吐き出しておき、それをようせいのかぜで相手に植え付ける。


にこ「最初からあなたのアチャモはじわじわと体力が削られていたって、わけ」

千歌「で、でもっ! そんなに早く技を出す余裕なんて……」


にこ「……とくせい、いたずらごころ……やどりぎのたね、しびれごなみたいな補助技の出が早くなるの。攻撃技よりもとにかく早いからセットで出していたのよ。しびれごなと違ってわかりにくいしね」


 千歌がアチャモの頭を抱き寄せると、アチャモの身体に巻きついているツルは3個の種が中心となって這い出て来ているようだった。


千歌「3個……」


千歌「ようせいのかぜを打つ度に、やどりぎのたねを……?」


にこ「ええ、私がジムバッチゼロの相手に必ずするパターンよ」


にこ「相手をよく見ること。それがポケモンバトルでは何よりも大切なの、だから私は最初にやどりぎのたね、と叫んだ。そこで気がつければ良かったんだけど……あなたには出来なかった」


 にこの言葉一つ一つが、刃のように突き刺さる。



にこ「――惜しかったわね。……出口はあちらよ、お疲れ様。またの挑戦を、待っているわ」


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