過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
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65:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:14:31.26 ID:iHa0YDGOO

◇――――◇


ポケモンセンター 個室



曜「そっか……」

千歌「あはは……まあ、仕方ないかな……」

千歌「ほ、ほら千歌だしっ……曜ちゃんみたいに、なんでもできるわけじゃ、ないし……さ」


 曜は千歌と同じように、ジムのホールで時計とにらめっこをしながらバトルが終わるのを待っていた。心配ではあったが、信頼をしていた、きっと勝って、最高の笑顔を見せてくれるのだ、と。


 しかし現実、ジムのホールから出てきた千歌の笑顔は、限りなく曇っていた。笑ってはいたのだ、それでも目に涙をいっぱいに溜めて真っ赤にしながら「負けちゃった」と微笑む姿は、痛々しいものだった。


 まさか負ける、だなんて。


 曜の知る限り、千歌は昔からポケモンのことが好きで絶対にトレーナーになってチャンピオンになるんだって、言って聞かなかった。千歌が本当に好きなことだと知っていたから、曜は自分だけが勝ってしまったことに、申し訳なくなってしまう。千歌と同じ、横一線で旅に出たはずだった。しかし、この最初の段階で既に――曜は千歌の前を、進んでしまった。二人で同じ景色を見るどころか、曜だけ、ジムバッチという新しい証でその先を照らし始めて、しまった。



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