289: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:41:36.26 ID:X3wnOaF5O
李衣菜の右腕から、木材が潰れるような音が全員の耳に届く。
「…ッ…アアアアアアアアアアア!!!」
「!!だりー!!!」
290: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:44:43.54 ID:X3wnOaF5O
「…ム…!?」
「!!」
今まさに拓海を殺そうとしていたジャーク将軍。
291: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:45:25.50 ID:X3wnOaF5O
「…何だよ、あれは…」
その疑問に対してか、それとも自然か。
「…RX…!!」
292: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:46:28.34 ID:X3wnOaF5O
「ジャーク将軍、RXは私が引き受ける!何としても実験体達を逃がすな!!」
「…」
「行くぞ!!RX!!」
293: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:48:11.29 ID:X3wnOaF5O
「…南光太郎よ」
「…」
「…良くぞ、ここまで来た、と褒めておこう」
294: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:49:04.94 ID:X3wnOaF5O
ジャーク将軍が名前を呼んだ瞬間、上空から1人の化け物が飛び降りてきた。
ゲドリアンと呼ばれているそれは、倒れたダスマダーを抱え、ジャーク将軍の元へとひとっ飛びする。
「RX!本来ならここでお前を切り刻んでやりたいところだが…」
295: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:49:50.09 ID:X3wnOaF5O
「…」
もう、何が起きても驚かないつもりでは、あった。
「…」
296: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:50:38.69 ID:X3wnOaF5O
…。
それから、数分後。
「…李衣菜…?」
297: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:51:19.99 ID:X3wnOaF5O
李衣菜から2人に、何かが手渡される。
「…?」
「…ベルトの…バックル?」
298: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 21:52:13.02 ID:X3wnOaF5O
李衣菜が指差す方向を、見る。
「…あ…」
黒い、金の線。
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