過去ログ - 橘ありす「文香さん、ウミガメしませんか」鷺沢文香「ウミガメ……ですか」
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1:名無しNIPPER[saga sage]
2017/01/16(月) 19:56:01.76 ID:xcDIBb8v0
参加型デレマスSS。最初はちょっとPのモノローグ多め。

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2:名無しNIPPER[saga sage]
2017/01/16(月) 19:56:29.15 ID:xcDIBb8v0
P「はぁ、ねみぃ、さみぃ、だりぃ」

1月の真ん中。今期1番の寒さとなると言われた都内は今まさに冷え込みのピークを迎えたといえよう。明け方よりも、日の出の後しばらくした時間帯の方が上空から吹き降りる寒気のせいで実際に上がったはずの気温よりもうんと冷え込む。
数年に一度という寒気がもたらした放射冷却の猛威は暑がりの俺でさえ重めの服装で外を出歩かなくてはならない羽目にさせた。こんな厚着なのにもかかわらず風は防寒着を貫通してくるし、電車に間に合わせようと全力で走っても汗ひとつかかない。

3:名無しNIPPER[sage]
2017/01/16(月) 19:56:41.19 ID:8L5h0a/LO
文香がウミガメの産卵の真似をする？

4:名無しNIPPER[saga sage]
2017/01/16(月) 19:56:53.00 ID:xcDIBb8v0
事務所のビルにつき、マフラー等防寒具を外してカードを切る。そうして事務所に入った俺は、俺よりもさらに早くに事務所入りしていた数人の少女たちの声に迎えられた。

P「おはよう。こんな早くに何してるんだお前ら」

ありす「プロデューサーさん、おはようございます」
以下略


5:名無しNIPPER[saga sage]
2017/01/16(月) 19:57:19.40 ID:xcDIBb8v0
冷やかしにならないように本気で受けに行くよ、と円陣をはって事務所で掛け声をあげていた城ヶ崎姉たちを始めとする高校3年生達の姿がふと蘇った。
中学生組は月例模試。中学生高校生がいないのを勝手に「今日は学校があるから」と解釈して今日が平日でないことを忘れさせてしまったらしい。
今日は……多分土曜日だ。いや、土曜日って橘が今言ったな……。
その勘違いを手掛かりに、橘は俺が連日の処理を一気に持ち帰って勢いに任せてやっていたのをまんまと見抜いた。普段は発揮できたはずの俺の洞察力は今や度重なる睡眠不足のせいで鈍りに鈍っている。
聡明で利発な方である橘とはいえ、小学生にここまで見抜かれてしまうとは情けない。
以下略


6:名無しNIPPER[saga sage]
2017/01/16(月) 19:57:48.25 ID:xcDIBb8v0
ありす「はぁ……プロデューサーさん」

ひえぇぇ。本当、こいつらの前では隠し事も嘘もつけやしない。

P「……仕事を一気に片付けようとして持ち帰ろうとしたんだ。でも家に帰るまでの時間と電車賃が惜しくて、すぐそばのビジホに泊まったんだよ」
以下略


7:名無しNIPPER[saga sage]
2017/01/16(月) 19:58:21.40 ID:xcDIBb8v0
P「しかし、今日は土曜で、ここにいる4人は今日は予定がないはずだが？」

10月の橘と双葉が事務所にきたときのことを思い出しながら橘に水を向ける。
よもや忘れたなどとは言わせまい。
オフの日に事務所にきた俺が、そしてお前たちがどうなったか。少しは反撃してやろうということだ。
以下略


8:名無しNIPPER[saga sage]
2017/01/16(月) 19:58:51.01 ID:xcDIBb8v0
P「……まあ、わかった。それは置いておこう。うん」

P「しかしなんで、こんな朝早くにここに4人も集まってるんだ」

ありす「ウミガメのスープです」
以下略


9:名無しNIPPER[saga sage]
2017/01/16(月) 19:59:16.23 ID:xcDIBb8v0
ありす「プロデューサーさんもルールご存知のようですから、プロデューサーさんもやりますか？」

P「おう。いきなりだし、あんま寝てないから推理も難しいが……やってみよう」

ありす「ではいきましょう。回答権ならびに質問権を持っているのはプロデューサーさんのみです。
以下略


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