過去ログ - 西住みほ「優花里さんに首輪をつけてもらったら大変なことになりました」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/01/17(火) 22:28:57.88 ID:uVTtUoYmo
翌日。戦車道の練習が終了した後、私は急いで寮へと戻り、準備に取り掛かりました。
一応、ボコに成りきれるパジャマもあるけれど、それを引っ張り出すつもりはなかった。
そもそも愛里寿ちゃんぐらいの背丈でなければあれは着ることができない。
仮に優花里さんでも着用できるサイズだったとしても、きっとこのときの私は出さなかったと思う。
あの首輪をつけたボコ。私の為だけに変身してくれた優花里さん。
求めているのはきっと……。
不意にインターフォンが鳴った。
「どうも、西住殿」
覗き穴の向こうには、私服姿の優花里さんがいた。
優花里さんを招き入れ、しっかりと鍵をかける。
「お邪魔します」
リビングに通すと、優花里さんはテーブルの上におかれた変身セットに視線を向ける。
「これって……」
「ごめんなさい、優花里さん。どうしても、どうしてももう一度、ボコになってほしいの」
制御はできていなかった。ボコに会いたくて駄々をこねているだけの子どもになっているけれど、どうしようもなかった。
「はいっ。了解でぇす」
優花里は笑って右腕を私に差し出した。包帯を手に取り、私はゆっくりと巻き始めた。
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