過去ログ - 西住みほ「優花里さんに首輪をつけてもらったら大変なことになりました」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:19:42.73 ID:uVTtUoYmo
「ねえねえ、これじゃない?」

沙織さんが指差している場所へ行くと、そこに新作ボコ誕生と書かれたコーナーが。
駆け寄ってみると新作ボコの写真が飾られていて『オイラ、新しいぜ!』とのコメントが添えられていました。

そのボコは今までにないボコでした。
頭に巻かれた白い包帯の隙間から丸い耳がひょこっと出ていて可愛い。
右腕、左足、お腹にかけても包帯があり、ここまでは既存のものと大差はありません。

ただ一点違うのは首輪をしていたことです。

首輪をしていることでボコがより勇ましく見えます。
それでもボコはボコボコにされてしまうんだけど、それがもうたまらなく可愛い。

この首輪の意味は、きっと誰の飼いクマにはならない。俺は俺だけが飼えるんだぜ。といった意志があるはず。
誰にも縛られず、自分の信じる道をボコられながらも進んでいくその姿に私の心は撃破されたといってもいいです。

早く連れて帰りたい。その気持ちに身も心も支配されていくのが分かります。

「あら、どこにも見当たりませんね」

そのときの私は華さんの声は耳に入らず、無心に新作コーナーを物色していました。

これは持っている。これも先日手に入れた。このボコは買おう。そうしてひとつのカゴでは入りきらなくなるころに沙織さんに止められてしまいます。

「みぽりん、ダメ。それ以上、女の子としてダメだと思うよ。冷静になろう。ほら、深呼吸して」

何がダメだったのかは分かりませんが、沙織さんの言うことは素直に聞き入れ、一度深呼吸します。

熱を帯びていた自分が徐々に冷めてきたと同時に驚愕の事実を知ることになりました。


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