192: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:08:01.71 ID:AHbnpA6mo
まどか「でも、ね。結局のところお風呂であんなことをしちゃったのは……」
話そうとしていることに気づいてしまった瞬間、まるであちらとこちらの時間軸の分かれ道が決められたように
頭の中でガチンとレバーか何かが切り替わったような音が響いた
まどか「……ほむらちゃんのことが好き、だからなのかな。自分でもよくわからなくて」
まどか「あ、もちろん好きって言っても変な意味じゃなくて友達として……」
まどかの言葉を聞くと同時に、私の世界から一切の音が消え失せ焦点が合わなくなってしまう
張り裂けそうな私の胸に呼応するように、積もり積もったまどかへの好意という火薬に火が点き、連鎖的に炸裂していく
大きくひび割れ、崩れ落ちる心の器から、隠しておかなきゃいけないまどかへの想いがどろりと外へ流れ出す
堰き止めなきゃ。抑え込まなきゃ。頭から心に警告が出ているはずなのに、私にはもうそうするだけの余力はなくて
やがて、勢いの増した私の純粋な想いや醜い欲望、まどかに対するありとあらゆる気持ちは
心の堤防を木端微塵に破壊して、溺れてしまう程に私の中に溢れていった
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