過去ログ - ほむら「真夏のオリオン」
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26: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:01:48.85 ID:oAox/8gyo
まどか『あっ、ほむらちゃん。おはよー』

ほむら「ま、まどかっ!?」

電話の向こうから聞こえてきたのは、私の愛しい想い人の声
以下略



27: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:02:26.49 ID:oAox/8gyo
大丈夫と返事を返すと、そこでまどかは1度会話を切り、息を吐く

それから、少し緊張したような声色で話を続けた

まどか『えっと、ほむらちゃんって…夏休み、予定ないって言ってたよね』
以下略



28: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:03:20.76 ID:oAox/8gyo
ほむら「……え?」

まどかにそう誘われた私は呆気に取られ、言葉を失う

私の思った通り、まどかの話は夏休みのお誘いのことだった
以下略



29: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:04:07.94 ID:oAox/8gyo
まどか『ほむらちゃん……?』

ほむら「な、何でもないの。とにかく、私は何の予定もないし参加させてもらうわ」

まどか『えへへ、よかったぁ』
以下略



30: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:04:36.91 ID:oAox/8gyo
まどか『……必要なものはそのくらいかな。あとは向こうに用意してあると思う』

ほむら「わかったわ。それで、当日はどこに行けばいいの?」

まどか『……あ、それも言ってなかったね、ごめん。朝の6時くらいに、わたしの家まで来てくれるかな?』
以下略



31: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:06:15.61 ID:oAox/8gyo
まどかは通話の最後に何かを言いかけたようだが、そのまま私との通話を終えたようで

携帯の向こうから聞こえてきたのは、通話終了を知らせる電子音だけだった

ほむら「……どうしたのかしら。何か言いかけてたと思うんだけど」
以下略



32: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:07:02.00 ID:oAox/8gyo
ほむら「服についてはこれでいいかしらね……」

私が選んだ、似合うわけでも似合わないわけでもない至って普通の服に目を落とし、少し考える

キャンプに行くだけならきっとこれで大丈夫。もし肌寒くなったとしても、向こうに何か用意があるはず
以下略



33: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:07:28.97 ID:oAox/8gyo
――――――

ほむら「……」

ほむら「うぅん……。どれがいいのかしら……」
以下略



34: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:08:21.13 ID:oAox/8gyo
ほむら「私がどんなものを望んでいるのか、それがわからないことにはどうしようもないわよね……」

ほむら「だけど、今まで回ってきた店でも見つからなかったし、あとはもうここしか残ってないし……」

午前中にまどかの電話を受けて、すぐに服を探しにショッピングモールまでやってきたところまではよかったが
以下略



35: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:09:03.86 ID:oAox/8gyo
本当のところはきっと、服を探し回っている子供くらいにしか思われていないのだろうけど

これだけ探して何も決められない自分が情けなく思えて、次第に周りから浮いてるという考えが浮かんでしまう

ほむら「……これ以上長居するのもあれだし、早く何か選んで決めないと。えぇと」
以下略



36: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:10:04.06 ID:oAox/8gyo
店員「あの、何かお探しでしょうか?」

ほむら「えっ……」

あれこれと探し回っている私を見ていたのか、店員から声をかけられてしまった
以下略



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