86: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:09:31.40 ID:uH3lDSw+o
まどかはそう言って私に優しく微笑んでから、後片付けを再開した
私はと言うと、片付けを手伝うわけでもなくテーブルに肘をついて手を組み、頭を乗せて俯く
食べてくれて嬉しかった。まどかのその言葉が頭と心に、優しい笑顔が目の前に焼き付いて離れない
好きな人の料理が食べられたことが嬉しくて、好きな人に見てもらえたことが嬉しくて、好きな人が嬉しかったことが嬉しくて
頭も心もまどかのことばかりで、まどかのことでいっぱいで、どうにかなってしまいそうだった
昂った気持ちをどうにか抑え込んでいると、片付けが終わったらしいまどかがどことなく不思議そうな顔をしていた
まどか「どうしたの、ほむらちゃん。さっきからずっとそうしてるけど」
ほむら「……何でもないの。ただ、こうしていたいだけでだから」
まどか「そ、そっか。わたし、バスケット返してくるね」
ほむら「えぇ……」
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