87: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:10:20.03 ID:uH3lDSw+o
色々と決壊寸前の私はまっすぐまどかを見ることができず、失礼と思ったが俯いたまままどかに返事をする
そんな私との会話を済ませると、空になったバスケットを手にしたまどかの気配は次第に遠ざかっていく
やがて、私の感覚から彼女の気配が消えたのを確認すると、恰好はそのままに深々と息を吐いた
ほむら(何やってるのかしら、私は。動揺して、顔も見れなくなって…俯いてしまうなんて……)
ほむら(……例えまどかの言動が私にとってどれだけ嬉しいことだったとしても、まどかは)
ほむら(まどかは、そんなつもりでしたわけじゃない。言ったわけじゃない)
ほむら(だから、こうして悶々としてしまうのも…私が勝手に勘違いしているだけ……)
お昼を用意してくれたことも、そのあとの言動も、まどかにしてみれば私が仲の良い友人だからというだけのこと
そこに私だけの為に、なんて特別な意味は無い。そうだとわかっているはずなのに、私の心は自分に都合のいいように受け取ってしまう
おめでたい考えにうんざりして顔を上げると、ポットとカップを手にしたマミがこちらにやってくるのが見えた
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