16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 00:42:04.05 ID:b4qt7MSMo
綾乃「歳納京子を……好きになったのは……」
きっと……最初の最初から。
綾乃「出会った一番最初のときから、私は……歳納京子のことが大好きだったんだと思うわ」
『……そや、それでええんや。ええ顔になったなぁ』
ゴンドラはゆらりゆらりと6時に近づき、ガラスの扉がぱたりと開いた。
『そいじゃお嬢さん、向こうの世界でもお元気で〜』
綾乃「向こうの世界……?」
『決まってるやん。京子さんがおる方の世界や』
綾乃「!」はっ
『お嬢さん、何や向こうでは大変なことになっとるみたいやけど……ま、達者でな〜』
私が地上に足を着くと……急激に今まで見ていた景色が遠くなった。
アライグマさんも観覧車も、何もかもが視界の向こうへ遠くなっていき……辺りは一面の白い光に包まれ……そして、どこからか声がした。
あやのちゃん……あやのちゃん……声はどんどん私に近い場所で聞こえてくる。
あやのちゃん……
綾乃ちゃん……
「綾乃ちゃん!!」
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