61:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 01:19:22.94 ID:b4qt7MSMo
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――朝。
うっすらと目を開いて、そこにあったものは……私の大好きな人の後ろ姿。
ああ、そこにいる。私の目の前にいてくれてる。
手を伸ばして、そのさらさらの髪を指で梳いた。
京子「うおっ、起きた?」
綾乃「……おはよう」
京子「おはよっ。大寝坊だぞ〜?」
綾乃「……いいじゃない。今日はお休みなんだから」
時計を見ると、もうお昼近かった。確かにこんなに遅くに起きたのは久しぶりだ。
綾乃「あれ……っていうか私、なんでベッドで寝て……」
京子「布団も敷かずに床で寝ちゃってたから、私と交代したの。今度は私が作業する番だからね」
綾乃「……ありがと」
京子「ありがとはこっちのセリフだよ! 綾乃、昨日かなり頑張ってくれてたでしょ?」
綾乃「えっ……?」
歳納京子は嬉しそうな笑顔で振り返り、二枚の原稿用紙を私の前にぴらつかせた。
京子「ほら、もうあとはこの二枚のトーン貼るだけなの! これで全部完成なんだから。早く起きて手伝って?」
綾乃「……歳納京子、顔にトーンついちゃってるわよ?」くすっ
京子「ありゃりゃ」
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