過去ログ - 無尽合体キサラギ
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15:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:24:07.34 ID:jvzcG60Ao
アミの指した先を見たマミはその途端、アミと同様に両手で耳をふさぐことを忘れた。
光を放つ球体の口腔に、人型を形成する影が現れたのだ。
それは、あまりにも巨大。
響き続ける轟音をまとい、まさしく巨人は、球体の中からのそりと進み出てきた。

マミ「ロボット!?」

反射的かつ直感的に発された言葉ではあったがそれは極めて的確だった。
四肢を持ち、髑髏のごとき頭部を戴き、
鍛えられた鉄板の色彩を持つ鎧に包まれた全身。
球体からこの地球へと第一歩を踏み出したのは、巨大な怪ロボットであった。

と、その時。
頭部に穿たれた虚ろな空洞――恐らく目の部分に、閃光が走り、
次の瞬間、周囲の山林が燃えた。
火山が噴火したかのように、突発的で爆発的な現象だった。
怪ロボットの熱線が己が威力を誇示したのだ。
その劫火は、少女たちが乗るバスの進行方向にも立ちふさがる。

アミマミ「きゃあああああーーーーーーーっ!」

悲鳴は、押し寄せる炎の中に飲み込まれていった。


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