192:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:33:12.92 ID:blW05iaCO
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アミ「遅いね、ヤヨイっち……」
193:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:34:20.30 ID:blW05iaCO
マミ「ミキミキ! 起きて! 怪ロボットだよ!」
ミキ「……あふぅ」
眠い目を擦るミキを強引に立たせて、アミたちも自らの配置へと急ぐ。
194:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:37:13.88 ID:blW05iaCO
単機での襲来が常態化していただけに、
この突然の大攻勢に司令部は困惑した。
今回ばかりは敵はキサラギ単体ではなく、基地そのものを……
いやもしかすると、日本の国土そのものを侵略すべく
進撃は開始されたものと分析することができる。
195:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:45:17.25 ID:blW05iaCO
航空機用の滑走路に立ち、アミとマミはキサラギの上から、
出撃していくリッチェーンを見送った。
轟音を響かせ、
頭部から吊り下がったダブルモーニングスターを振り回しながら、
リッチェーンは姿勢のいいスプリンターのように駆けて行く。
196:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:49:07.23 ID:blW05iaCO
ヤヨイっちは? と、
アミたちが何度目かの質問を管制スタッフに投げかけようとしたその時。
数瞬早く、パイロット搭乗、ベローチェ・ローダー出撃します、との報が入った。
アミとマミは頷き合い、「行くよ、キサラギ!」と声を揃えた。
197:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:50:20.18 ID:blW05iaCO
アミ「気にしないで、ヤヨイっち!」
マミ「それより体は大丈夫?」
ヤヨイ『……うん』
198:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:51:31.31 ID:blW05iaCO
『くっ……!』
疾走の速度を維持したまま、キサラギがグリップへと手を伸ばす。
今や互いの速度は完全に同調している。
やがてキサラギは、いとも容易く、ベロチョロのグリップを両手で掴んだ。
199:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:52:51.07 ID:blW05iaCO
アミ「行っけー! このまま、作戦ポイントまでひとっ飛びだーっ!」
マミ「ヤヨイっち、敵の状況は? 現着までの時間を教えて!」
ヤヨイ『……』
200:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:53:42.21 ID:blW05iaCO
マミ「ヤヨイっち……?」
ヤヨイ『ククククク、敵の状況? 現着だと?
じょーだん、お前らの指図など受けたりしないよ』
201:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:54:54.83 ID:blW05iaCO
ヤヨイ『アッハハハハハハハッ! 耐えられないよ!
ハルシュタイン閣下が脅威と認めたキサラギを操るヤツが、
こんなにマヌケな甘ちゃんだったなんて!
なんのギャグ? 笑いが止まらないかも!』
202:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 22:56:50.75 ID:blW05iaCO
それでもスター・ツインズとなった双子は
人間離れした身体能力を発揮し、なんとかキサラギにしがみ付き続ける。
ヤヨイ『チッ……! しぶといヤツらだ……。
なら、とっととフィナーレにしようか』
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