263:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 20:37:27.78 ID:YrOpoD8To
ハルシュタイン「見限ってなどいない。最後のチャンスは、まだ続いているのだから」
イオリ「え……」
ハルシュタイン「嬉しいのだよ、イオリ。
私が心の底から、これほどまでに渇望するものが今まであっただろうか……。
私は、希煌石が欲しい。だからこそ本気になることができる」
高揚した様子のハルシュタインの声に、
恐る恐るといった様子でイオリは膝をついたまま顔を上げる。
ハルシュタイン「イオリよ――《常勝の令嬢》を冠していた者よ。
お前の功績も実力も、私は認めていた。
しかし今、その信用は地に堕ちた。それは自覚しているな?」
イオリの表情が、酷く歪んだ。
対照的にハルシュタインは微笑を崩さぬまま、
どこか満足げに、イオリを見下ろし続けている。
ハルシュタイン「私はこれから地球へと向かう。我が銀河帝国軍、最大の兵力を率いてな……。
だが、もしお前が私の到着を待たずしてキサラギを打ち倒したならば、
お前は再び、失われたものを手にすることができるだろう」
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