384:名無しNIPPER[saga]
2017/02/12(日) 19:45:22.34 ID:NhytkIqso
だがタカネはマミの様子など意に介さず、
冷たい視線は無防備に宙を舞うアミに固定されている。
アミは空中で身動きの取れない中、巨大な武器が自分に向けられているのを見た。
強化された肉体とは言え、あんなものを食らえばひとたまりもない。
痛みを感じる間もなくこの体は塵と消えるであろう。
アミは覚悟を決めたようにぎゅっと目を瞑る。
……が、目を閉じたアミは次の瞬間、
ドリルとは全く違う衝撃を感じて思わず声を上げて目を開ける。
大きく見開かれた瞳に映ったのは、迫る巨大ドリル、
そして――ドリルに背を向けて力強く自分を抱きしめる、マミの姿であった。
アミ「マミ!? なんで……!」
自分を庇う姉の姿にアミが驚いたのは言うまでもない。
しかしこの時、アミ以上に表情を変えた者が一人。
アミを始末するためにドリルを構えていたタカネの目が、
驚愕に……いや、それ以上の感情に見開かれていた。
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