435:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 20:58:31.37 ID:kk6jit6So
と、ここでヒビキが、ふと表情を改めて右手をすっと前へ差し出した。
その手には希照石が握られ、ヒビキは真っ直ぐに三人を見つめて言った。
ヒビキ「でもそのために、キミたちにお願いがあるんだ……。
自分がここに居る間、希照石を預かっててもらえないか?
他の希石の近くに置いてた方が、声もよく聞こえると思うから」
マミ「え……でもこれ、大事なものなんでしょ?」
アミ「そ、そうだよ。ヒビキンの星の、大事な宝物だって……。
そんなの、私たちが持ってていいの?」
ヒビキ「なんくるないさー! 自分はロボットも飛行機も操縦できないし、
三人に持っててもらったほうがきっと安全だぞ!
声を聞くだけなら直接持ってる必要はないし……だからお願い!
しばらくの間だけ、自分の代わりに希照石を守っててくれ!」
しかしアミとマミは差し出された希照石を前に、まだ少し迷っているようだった。
ヒビキが希照石を、文字通り命懸けで守ろうとしていたことは知っている。
それゆえに、はいわかりましたと易々と受け取ることはできないでいるのだ。
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