562:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:07:01.63 ID:CuzMnpulO
マコト「ハルシュタイン閣下……」
この場に居ないイオリの名を出したのは、自身が口にした通り敬意の表れであったのか。
しかし変わらず表情らしい表情を見せないハルシュタインと向き合い、
対するマコトの表情は色を変えた。
それは懺悔とも、後悔とも見える、どこか穏やかな顔。
だがその顔はハルシュタインにはほんの一瞬しか見えず、
マコト「唯一の心残りは、宇宙の闇より深いあなたの孤独を……
癒せなかった……こと……」
片膝をつき、視線を落としたマコトは、そう言い残して倒れ伏した。
じわじわと広がっていく血だまりを、ハルシュタインは一言も発さずに見下ろし続ける。
ハルシュタインは、何を考えているのだろう。
これも彼女の見通した通りであったのか。
ヤヨイとマコトを出撃させなければ、この結果は訪れなかったのだろうか。
『いずれにせよ、結果は同じだ』
あの時ハルシュタインが言い放った言葉の真意は、今となってはもはや知る由もない。
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