605:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 21:37:10.54 ID:kHht+3Bto
数秒後、アミとマミは衝突の瞬間に思わず閉じていた目を開き、
ハルカイザーの姿を確認する。
圧倒的強者として高みに立っていたハルカイザーは既になく、
上半身、それも頭部と右半身のみを残して、
機体の四分の三近くは修復不可能なほどバラバラに砕かれていた。
そして自分たちを苦しめた闇の空間も急速に収縮を始め、やがて元の漆黒の球体へと戻った。
アミ「……勝っ、た? 私たち、勝ったの……?」
少し前までは必死さが勝り、ひたすら無我夢中であったアミたちだが、
唐突に訪れた静寂がそんな二人を現実感のない現実に引き戻す。
と、インカムからノイズ混じりに聞こえた声が、
ぼんやりとしたアミたちの意識をはっきりさせた。
ハルシュタイン『何を呆けている……誇るがよい。お前たちの勝ちだ、地球人よ』
マミ「……ハルシュタイン……」
ハルシュタイン『さて、約束だったな。
お前たちが勝てば、私が宇宙の支配を目論んだ理由を話すと』
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