過去ログ - 【モバマスSS】続・あやかし事務所のアイドルさん
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:41:04.58 ID:1Ww78WmH0
あやかし事務所のアイドルさん 第2話:文香と愉快な仲間たち


4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:42:11.40 ID:1Ww78WmH0
アイドル見習いとして事務所にやってきた文香。

期待と不安に胸を膨らませる彼女を迎えたのは、プロデューサー(歯形付き)と少しむくれている少女(自称狼女)でした。

「おはようございます文香さん。予定よりも少し早い到着ですね、いいことです。今日はアイドルとして活動を始める前に、何点か確認をさせて頂こうと思います」
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:43:59.87 ID:1Ww78WmH0
「食べ物や飲み物でこれだけは無理というものはありませんか?」

「それはない、ですね。食は細いほうです」

「では日光や雨などが苦手ということはないですか?」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:44:47.94 ID:1Ww78WmH0
「すみません、話が逸れました。では…【記憶を食べる】ことについてですが、その頻度について教えて頂けますか?」

おそらく一番聞きたかったのはこの話なのでしょう。

心なしか空気が張りつめたような気もします。
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:45:49.50 ID:1Ww78WmH0
「あの……私からも一つ、質問をよろしいでしょうか?」

「ええ、構いませんよ」

「実は私は、昨日の喫茶店でプロデューサーさんの記憶を食べようとしました。まずはそれを謝らせてください、申し訳ありませんでした」
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:46:40.67 ID:1Ww78WmH0
「どうかされましたか?」

「いえ、その、記憶を食べた時ほどではないのですが、少しだけ空腹感がやわらいだ気がしまして……」

「ふむふむ…仮説ですが、文香さんの空腹感は知識欲と関連があるのかもしれませんね。最も効率的な手段は人の記憶を食べることなのでしょうけれど、読書などでも少しは補うことが出来るのではないでしょうか」
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:47:15.79 ID:1Ww78WmH0
その後も寮についてなど色々と話していると、気付けば時間はお昼前になっていました。

「今日聞いておきたかったことは以上です、お疲れ様でした」

「はい、お疲れ様でした。色々と気を使って頂いてありがとうございます」
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:48:11.32 ID:1Ww78WmH0
プロデューサーが返事をすると、猫耳を付けた少女がひょこんと覗き込んできました。

「Pチャン、集まれるメンバーはみんな揃ったけど、まだ待ってた方がいいかにゃ?」

「お、もうそんな時間か。ちょうど終わったところだからすぐにそっちに行くよ」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:49:23.16 ID:1Ww78WmH0
文香たちが応接室を出ると、そこには数名の少女達が待っていました。

慣れない視線に緊張しながらも自己紹介をしようとする文香でしたが、背後から何者かに飛びつかれてしまいました。

「ひゃっ!?」
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:50:25.47 ID:1Ww78WmH0
「ええと……文香、と申します。ご覧の通り妖怪ですが、種族はすみません、分かりません。本日よりアイドル見習いとしてお世話になりますので、どうかよろしくお願いいたします」

文香がぎこちなく挨拶をすると、暖かな拍手に包まれました。

「それでは私たちも順番に自己紹介をしていきましょうか。改めまして、狼女の肇です。よろしくお願いしますね、文香さん」
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:51:23.12 ID:1Ww78WmH0
「じゃあ次、みくだにゃ!種族は…えっと、秘密だにゃ!」

あからさまに猫アピールをしているみくは猫又や火車などではないのでしょうか。

少し不思議に思いながらも握手をしていると、正座から復帰した少女が今度はみくに抱き着きました。
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:52:44.37 ID:1Ww78WmH0
「ミク、私は狸も可愛いと思いますよ?」

すると色白の少女が正解を教えてくれました。

「あー!何で言っちゃうの!アーニャちゃん酷いにゃ!」
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:53:55.62 ID:1Ww78WmH0
「今居るメンバーは以上か。仕事などで今日は会えなかったメンバーとは追々顔合わせをしてもらおうと思いますので」

「はい、お願いします。ええと、肇さん、芳乃さん、紗枝さん、みくさん、志希さん、アナスタシアさん……もとい、アーニャさん。改めまして、どうぞよろしくお願いします」

「おー、一発で覚えちゃった。やるね〜」
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:54:43.66 ID:1Ww78WmH0
「それでは出かける前に、恒例のアレをやりましょうか」

「ですなー」

「今回の音頭取りはアーニャちゃんだっけ?」
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:56:27.51 ID:1Ww78WmH0
「「「「「「あやかし事務所へようこそ!」」」」」」


18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 17:57:07.36 ID:1Ww78WmH0
ここは不思議と妖怪が集まる、通称あやかし事務所。

文香の物語はまだ始まったばかりです。


19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/21(土) 18:00:27.28 ID:1Ww78WmH0
今回は以上になります。読んで頂きありがとうございました。

前作の感想など誠にありがとうございました。続きを書くエネルギーをもらえました。

続きの話もおぼろげに浮かんできてはおりますので、まとまり次第書いていきたいと思っております。


20:名無しNIPPER[sage]
2017/01/21(土) 21:59:52.82 ID:4rb5/G5fO

読みやすい文章だし人外スキーなので続きが楽しみ


21:名無しNIPPER[sage]
2017/01/22(日) 01:54:48.10 ID:An0sZ3M3o
いいじゃんいいじゃん?
奏、弱点山盛りカメラ鏡無効って吸血鬼かー


22:名無しNIPPER[sage]
2017/01/25(水) 17:33:18.08 ID:PzKAC6ogO
前作も読んできたわ
妖怪アイドルいいな
続きを楽しみに待ってる


23:dd
2017/02/14(火) 22:32:17.43 ID:uUDilLMV0
キキーモラて手足が鶏のような老婆の姿の妖精で其れをかたどった人形を大工に仕込まれると家に不幸をもたらすやつじゃん。
働き者の味方で、怠け者を祟る。
日本の雪女ではなくあえて南ロシアルサールカの方が違和感ないのに。


23Res/14.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice