過去ログ - 高森藍子「カフェで加蓮ちゃんを待つお話」
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15:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 18:51:13.91 ID:c9YrBNdm0
あっ、今は加蓮ちゃんの食べたい物のお話ですね。
お話しやすくて、食べやすい物。サンドイッチはパス。1週間くらい前にブームは去ってしまったみたいですから。
じゃあ……手堅いところでクッキー? でもそれはご飯ではありませんよね。
おにぎりでもいいですけれど、息が荒れている時のおにぎりって食べづらいですよね。さすがに、ここに走って駆けつけてきたりはしないでしょうけれど……。早歩きで来る、くらいは予想できちゃいます。

いいや。クッキーにしちゃえっ。

店員さんを呼んで注文します。クッキーと、コーヒー。加蓮ちゃんのお気に入りの組み合わせ。
……あっ。私の分の飲み物を忘れていました。
慌ててメニューをめくろうとして、手が滑ってしまいます。たんたんっ、とテーブルの上を跳ねて逃げる姿を目で追って、ぷくっ、と小さな笑い声。
店員さんもすぐに、笑ってしまったことに気付いたのでしょう。目を見開いて、ごめんなさい! と大げさに頭を下げちゃいました。
ぱさり、と最後のページを開いて落下するメニューは、加蓮ちゃんの席へ。
……なんだかおかしくて、くすり、と笑ってしまいました。店員さんがおそるおそるって感じで頭を上げて、目が合って。お互いに、あはっ、ともうひと笑い。



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