過去ログ - 高森藍子「カフェで加蓮ちゃんを待つお話」
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20:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 18:53:43.10 ID:c9YrBNdm0
コートを脱ぎ終わって投げちゃったところで、ふと目線が下に向きました。
少しの間だけ、怪訝な顔。
それから、まるで困っている私をからかおうとしているクラスメイトみたいに、口の端を上げました。

「メニューを見てたら手が滑った、とかでしょー。ダメだよ、ちゃんと戻さないと」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 18:54:13.18 ID:c9YrBNdm0
「変なの。あ、店員さんだ。やほっ。私は――え? あ、もう注文はしてる? それの確認? ふうん。藍子、注文しててくれたんだ」
「……何が来るかは、来るまでのお楽しみですっ」
「だね。その方が面白そうだし。ってことで店員さん、ナイショでいいよー。わざわざありがとね」

いいえ、と首を軽く振った店員さんは、ふと、私の顔を見ました。それから、加蓮ちゃんの顔を見て、大きく頷きました。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 18:54:46.50 ID:c9YrBNdm0
頭に疑問がよぎった時、まるで見透かしたように加蓮ちゃんが新しい話題を振りました。
あとはもういつも通り。
昨日見たテレビのお話とか、事務所であったこととか。アイドルのこと、2月の予定のこと、今朝起きたら布団を蹴飛ばしていたこと。
それから……少しだけ、悲しいお話も。
気まずくなっちゃったりもしました。
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 18:55:14.20 ID:c9YrBNdm0


おしまい。
読んでいただき、ありがとうございました。

以下略



24:名無しNIPPER[sage]
2017/01/22(日) 02:28:28.67 ID:XUkPtrKDO
おつですー

癒されるー……


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