過去ログ - 5000円払って、彼女の1時間を買った話。
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42:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 01:23:52.01 ID:MD2Z/N9M0

「それがレンタル彼女か」俺は口元を抑えて笑った。

「笑わないでくださいよ。悪いことなんてやったことなかったんですから」
彼女はむくれた顔でそう言った。
以下略



43:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 01:43:27.46 ID:MD2Z/N9M0


その日は、それで解散となった。


以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 01:45:29.13 ID:MD2Z/N9M0

家に帰ってから、俺はどうしてかうまく寝れなかったんだ。
布団に寝転がりながら、ずっと彼女のことを考えていた。

「悪いことをしたかった」と言ってレンタル彼女をはじめて、
以下略



45:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 01:47:05.00 ID:MD2Z/N9M0

結局、俺は夜更けまで頭を抱えた。
そのかいあって、ひとつだけ、閃いたことがあった。

それは、つまらない人間の、くだらない思い付きだった。
以下略



46:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 02:09:28.74 ID:MD2Z/N9M0


その日は、夕暮れ前に彼女を呼び出していた。

駅前にはあまり人がおらず、俺たちがベンチに座っているだけだった。
以下略



47:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 02:10:37.18 ID:MD2Z/N9M0

「悪いことをしよう」と俺はベンチに座る彼女に言った。
「なんですか、突然」と彼女はこたえた。

「オリジナルデートプランだよ」俺はiPhoneの画面を見せた。
以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 02:11:10.73 ID:MD2Z/N9M0

「なにをするんですか?」彼女は首を傾げていた。

「二人乗り」俺は駐車場にとまっている原付を指さした。

以下略



49:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 02:17:04.81 ID:MD2Z/N9M0

「コレに乗るんですか?」彼女は眉を顰めていた。

「ああ、落ちないようにしがみついてくれ」

以下略



50:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 02:21:42.49 ID:MD2Z/N9M0

渋々、それを被ったパンダがこっちを見た。

「……似合ってます?」

以下略



51:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 02:34:32.34 ID:MD2Z/N9M0

二人して原付にまたがってから、パンダが聞いた。
「警察につかまったりしないんですか?」

「たぶん」と俺はこたえた。「この時間帯はネズミ捕りがあまりいないんだよ」
以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 02:37:43.99 ID:MD2Z/N9M0
眠いのでまたあした続きを書きます。
おもいのほか長くなってしまった…。


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