過去ログ - 【ミリマス】いっぱい食べる、君が好きっ♪
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87: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/31(火) 15:20:30.57 ID:dh2DsXgI0

 瞬間、律子は己の立てた仮説が徐々に現実味を帯びて行くのを感じ、戦慄にその肩を震わせた。
 
 この仮説が正しければ、事のきっかけ事態はなんでもよかった。ただ必要なのは、『プロデューサーが太った』という事実。

 今回は麗花が気づいたが、本来ならばそれは、もっと後になってから発覚することだったのかもしれない……
 それこそ、見た目に大きな変化が表れ出してから。
 
 彼が太れば、事務所の人間はその原因を解明しようとするだろう。現に桃子がそうだった。
 彼女は一番疑いがある美奈子を犯人として、彼女の料理にプロデューサーを太らせた『何か』があると躍起になって証拠を探した。

 その間、制限令を出してプロデューサーには『美奈子断ち』をさせたが、それが結果どうなった?
 そう、朋花と天空騎士団が現場を押さえたフードコートでの密会だ。

 朋花の話によれば、あの時既にプロデューサーは、彼女の料理にどっぷりと魅了されていたそうではないか!!

 
 そもそも美奈子という少女は、普段からよく事務所で料理を振る舞う少女であった。
 なのに、制限令の間は誰にも……誰にも食事を出していない!
 
 おかしいじゃあないか! 律子は険しい顔で目の前にある自分のお昼を睨みつける。

 あの子はプロデューサー以外の人間にだって、言ってみれば自分にだって差し入れと称して手料理を持って来ていた。
 それが制限令が出ている間は、一切そういった類の行動を取らなかったのだ。


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