26: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2017/01/25(水) 02:59:59.69 ID:2QzEDCRD0
海未(この部屋の出入り口の鉄扉。さっきからこの扉の開け閉めの音が気になって気になって・・・)
海未(ゆっくり動かせば音は鳴らないんじゃ・・・?)
海未(ゆっくりドアノブを回して・・・)スッ...
カチ.....
海未(ゆっくり扉を開けて・・・・)
キィ....
海未(開いた)
海未「さ、ことり。どうぞ」
ことり「うん」テクテク
海未(出たら、ゆっくり閉める・・・)
タン....
海未(やっぱり。このドア、ゆっくり開け閉めすればそんなに音は鳴らない。皆さんこれくらい静かにしてくれたらいいのに・・・・)
テクテク
〜甲板出口の扉〜
海未「んっ。この扉は結構重たいです」ググッ
ブワッ
海未「わっ?! 風圧で押されていたんですね。んっ、よいしょっと」ガチャ
海未「さ、ことり、出られますよ。足元の段差に気を付けてくださいね」
ことり「うん。ありがとう」
ビュー
ことり「うー。風強いね」 髪抑え
海未「海上ですし、船もそれなりのスピードで動いていますからね。寒くはありませんか?」髪抑え
ことり「うん、大丈夫」
海未「とりあえず、階段を上って上の方に行ってみましょうか」
カン カン カン
ザーー
ボォー
海未(・・・私達が今乗っている大きなフェリーが波を切り裂きながら力強く海を走っています。それを確かに思わせる、大きくて重たいエンジン音が船上に響いて・・・聞こえる音はそれだけ。寂しく感じます)
ことり「甲板には・・・誰も居ないね。海は・・・。真っ暗・・・何も見えない」
海未「海上は本当に何も光源がないんですね。暗い闇が無限に広がっているようです。本州の街明かりも全く見えないということは、遠い沖合を航行中なんでしょうね」
ことり「そっかあ」
海未(強い風に揺らされる髪を抑えながら私とことり。波の音を聞き、闇夜の海を眺める)
海未(すこし寂しいと思ったここだけれど、ことりに傍にいて頂いて、ことりと言葉を少し交わして・・・そうしたら心穏やかな気分になって、居心地が良くなった気がします)
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