過去ログ - 周子「一日だけの友達。名前も知らないあの子」
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◆k5IOzxfS4k
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2017/02/03(金) 22:54:24.45 ID:zBVP/rQJ0
ジョギングしてるおじさん、犬の散歩をしてるお姉さん。他にも色んな人がそこの公園にいた。
あたしを見るとみんな不思議そうな顔をして通り過ぎて行った。
以下略
8
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◆k5IOzxfS4k
[saga]
2017/02/03(金) 22:56:02.79 ID:zBVP/rQJ0
なんだろーってそっちを見たら、金色の髪の毛を太陽の光できらきらさせた女の子が一人でベンチに座っていてね。
俯きながら膝に置いた何かに、一生懸命ペンを走らせてるの。こう、しゃっしゃーって。
以下略
9
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◆k5IOzxfS4k
[saga]
2017/02/03(金) 22:57:18.20 ID:zBVP/rQJ0
「何してるの?」って聴くと、その子が「お絵かきしてるんだー」って笑いながら教えてくれた。
何を描いてるんだろって気になって覗き込むと、そこにはすっごく上手にスケッチされた絵があって。
以下略
10
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◆k5IOzxfS4k
[saga]
2017/02/03(金) 22:58:10.98 ID:zBVP/rQJ0
女の子とあたしは手を繋いでいろんな所に行ったんだ。
落書きだらけの路地裏。
以下略
11
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◆k5IOzxfS4k
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2017/02/03(金) 22:59:38.74 ID:zBVP/rQJ0
でも、空は気が付けばオレンジ色になっちゃっててさ。
急にここが自分の知ってる場所じゃないんだって分かっちゃって、さっきまで楽しかったのが嘘みたいに恐くなったんだ。
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12
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◆k5IOzxfS4k
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2017/02/03(金) 23:00:45.33 ID:zBVP/rQJ0
あたしの顔が涙と鼻水でぐっちゃぐちゃになったとき、聞き慣れた声がしたんだ。
あっ、と思って顔を上げたら、遠くからあたしたちを見かけたお母ちゃんが安心しきった顔で走って来てさ。
以下略
13
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◆k5IOzxfS4k
[saga]
2017/02/03(金) 23:01:33.27 ID:zBVP/rQJ0
それだけ言い残すと、女の子はあたしたちに背を向けて、そのままどこかに行っちゃったんだ。
次の日がちょうど帰る日だったから、あたしはお母ちゃんに無理言ってその女の子を探した。
以下略
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◆k5IOzxfS4k
[saga]
2017/02/03(金) 23:02:09.01 ID:zBVP/rQJ0
周子「名前も知らない金髪の女の子。日本に帰ってからも、たまーにその子のことを思い出しては、あの子元気にしとるかなーとかって考えちゃうんだよねぇ。でもね、あたし最近気が付いたんだ」
フレデリカ「ほうほう」
以下略
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◆k5IOzxfS4k
[saga]
2017/02/03(金) 23:03:22.41 ID:zBVP/rQJ0
フレデリカ「あっ、そうだ。アタシ思うんだけどねー。きっとその女の子が成長してその絵を見ると、苦笑いしちゃうと思うんだー。下手っぴだなーって」
周子「へ? どうして?」
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◆k5IOzxfS4k
[saga]
2017/02/03(金) 23:06:55.06 ID:zBVP/rQJ0
ところでフレデリカを書くのって難しくないですか??
友人に助けられてなんとか書き上げることができました。
この場をお借りして再びお礼を。
以下略
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