過去ログ - 2月の昼下がりに橘ありすと話すことについて
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6: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/02/07(火) 19:29:27.81 ID:0cqd1nr10
 結成したユニットは活動を休止して三年を過ぎた今でも未だに人気が根強く、過去に販売したアルバムの売れ行きも申し分はなかった。
 だが、どこか決定的な局面において、磨きが足りないように感じられた。

 垢抜けていなかったわけじゃない、だけど表現の奥行きが浅かった部分はあったように思う。
 観る者の心象をそのまま映し返すような、単純で純粋な輝きが足りなかったのかもしれない。
 プロジェクトに関して、満足のいく結果を得られたと胸を張れる。それでも、心酔できるような納得はなかったように思う。
 だから、今再びクローネが活動することに意味があるのだと、そのタイミングが訪れたのだと確信した。

 それはもう、雨の日の午後に聴くウィントン・ケリーのピアノのように、揺るぎようのない確信だった。
 その確信を担保に、我々は個々の仕事の合間を縫っては打ち合わせを続けている。


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