30:名無しNIPPER[saga]
2017/02/10(金) 06:44:59.35 ID:i9icdUsx0
果南「うん、それでさ、ダイヤに怒られちゃった」
鞠莉「怒られた? ダイヤに?」
果南「そう。見損なったってさ。鞠莉のプレゼントくらい、全部受けとめてみせろってさ。思いっきり怒鳴られたよ」
鞠莉「だ、ダイヤ……」
気恥ずかしさに顔が熱くなる。
果南「私ね。私……怖かったんだと、思う」
鞠莉「こわ、かった……?」
果南「うん。鞠莉はお金持ちでさ。うちはそうでもなくて……そんなこと、小学生のころには気づいてたし、今更気にしてない。ほんとだよ」
一度ぎゅっとこちらの肩を抱きなおすと、果南は続けた。
果南「でもさ、誕生日とか、クリスマスとか……、鞠莉がくれるプレゼントはいつもすっごく素敵でさ。見たことないものばっかりで……」
果南「楽しみだったんだ。誰のよりも。鞠莉がにこにこしながらプレゼントくれるのが、ほんとに」
鞠莉「……っ…ほん、とう…?」
苦しませていたのかと思ってた。
自分のプレゼントは、重荷でしかなかったのかと。
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