過去ログ - 小林「バイト始めたって?」 トール「はい!」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/02/10(金) 18:17:22.27 ID:YQdDpEln0
「カンナちゃん!」
「いただきます」
小林は、カンナとバッテリーを抱えて走る。
少しでも時間を稼がないといけない。
カンナが充電する時間を。
だが、それは果たされなかった。
何かが背中に当たった衝撃と共に、小林は地面に倒れこむ。
起き上がることができない。
何故ならば、小林の上には。
メイドの、巨大な手が乗せられているからだ。
「つかまえ、ました、おじょうさま」
「ふ、ふふふふ、ごほうし、して」
「さしあげますねぇぇぇぇぇぇぇ」
メイドの巨大な手から、沢山の手が伸びる。
その手は小林の頬を撫で、首筋を擽り、手を握り、足を掴んだ。
そのまま、小林をメイドの中に、取り込もうとする。
疲れ切った小林は、抵抗すらできない。
目の前に、メイドが見える。
掌を構成したメイドの顔が。
その顔が、近づいて。
小林の頬に、キスを。
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