36: ◆zsQdVcObeg[saga]
2017/02/12(日) 00:34:24.70 ID:BcSldTJc0
初日の予定は、荷物を事務所に預けてから、班ごとに分かれて近くの林道でウォークラリーをして、それからカレー作りだった。
孤島に着くと、その日が曇っていたせいかもしれないけど、思っていたよりも鬱蒼とした印象を受けた。1本1本の木が大きい。
小さな山の集まりのような島だった。
猫が多かった覚えがある。
私は少しわくわくして、スマホを持ってきてしまっていたショックなんてすぐに忘れてしまっていた。未来人はそんな私を見て、なんとも言えない顔をしていた。
荷物を預け、少し広いところで集合して、先生の長い話を聞き終えてから、1グループづつ、順番にウォークラリーを始める。
ちなみに、長さは同じだけど、コースは各クラスごとに違っていた。時間の節約らしい。
出発する前、東田が荷物の中に忘れ物をしたと言って、少し場を離れてしまったので、私たちのグループは出発の順番を少し後ろに回してもらった。
私は村田とおしゃべりをしていたので、特に暇ではなかった。滝野はたまに話を振ると、返事をするくらいだった。
少し出発が遅れてしまったウォークラリーだったけど、それなにり楽しめた。村田と東田もそこそこ話せたので、会話がなくて気まずい、なんてこともなかった。
あえて問題を挙げるとすると、チェックポイントでプリントに印をつける時に、滝野のシャーペンがなくなっていたことに気付いたけど、それは私のシャーペンを貸したのでなんとかなった。
それ以外は、つつがなくウォークラリを終えることができた。……気がする。
他のメンバーがどう感じていたのかは知らない。
夕方はカレー作りだった。
53Res/67.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。