過去ログ - 武内P「女性は誰もがこわ……強いですから」
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308: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/25(土) 09:09:50.26 ID:QrWP3u9i0
楓さんは今、時子様と対峙しているはず。
それなのに背後から明確な敵意と嫉妬が近づいてきています。

私の計画に最低でも楓さんは気づく。
そして、小梅ちゃんも気づきかねないと見ていました。

侮りがたい相手ですけど、小梅ちゃんの友達は何故か私に怯えていますし、それ以外もまだまだ未熟。


「このまま一気に決めさせて……あれ?」


あれあれ?
あれれ?


「ヤッホー……卯月ちゃん」

「見捨てない…見捨てない……あの人は私を見捨てたりなんかしない。見捨てさせたりなんか……させないよね、卯月ちゃん?」

「橘です」


何だか、多いです。
小梅ちゃんだけがそこにいるはずなのに、ハイライトオフ智絵里ちゃんとドヤ顔ありすちゃんまでいます。


「あ、あーーー。そういうわけですか」


合点がいくと同時、自然と額に手を当てて嘆いていました。

結局、私は策にこだわり過ぎたようです。
楓さんに気づかれた時点で、今回は楽しむだけに止めておくべきでした。
それなのに強引に修正して、しかも修正するにあたっての焦点は楓さんにあててばかり。
それだけ楓さんの脅威が大きかったわけですが、そのせいで普段なら気づけるようなこと――小梅ちゃん以外にも勘付いている予兆があったはずなのに、完全に見逃していました。


「年貢の納め時だよ……」


年貢の納め時……ですか。

このまま事が進むとどうなるでしょうか。
凛ちゃんが次々と皆が立てたフラグを全壊とはいかなくとも半壊にして、無事に残すつもりだった私のフラグはここで叩き壊されます。
そして近い内に戻る予定の杏ちゃんが、凛ちゃんが壊し損ねたフラグを丁寧に片づけつつ、他の皆から反感を得ない程度にプロデューサーさんの好感度を得ることでしょう。

そして、また平和な日常が訪れます。
私がここでやられさえすれば予定調和。

勧善懲悪の時代劇で悪役が言われるセリフを持ってくるとは、中々的を得ています。

しかし――


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