20: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:27:40.27 ID:/0S+41640
L「……確かに、そのような事が起きればキラの仕業と考えるのも不思議ではありませんが」
L「しかし、心臓麻痺ではなく“消えた”という点が引っかかりますね」
L「仮にキラにそのような力があったとして……」
21: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:28:28.60 ID:/0S+41640
【現在 キラ事件特別捜査本部】
L(そうして調べを進めるうちに辿り着いたのが……)
L(同時期より再び広まり始めた地獄通信の噂だった)
22: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:31:03.29 ID:/0S+41640
大学を終え捜査本部に訪れた月は、目の前の光景に少々面食らったような表情を浮かべた。
いつもなら各々Lに指示された捜査を行っている捜査員達が、
月を待っていたかのようにリビングに会している。
月「何かあったんですか?」
23: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:32:40.31 ID:/0S+41640
その後、Lは捜査に至る経緯として、北村次長から聞いた話や
近年の行方不明者の増加に関するデータ等を月に伝えた。
月(なるほど。消える……か)
24: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:33:46.22 ID:/0S+41640
相沢「それは何故だ?」
L「我々が追ってきたキラは殺しに顔と名前が必要……これは99%間違いない」
L「しかし、地獄通信で分かるのは名前だけです」
25: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:36:24.33 ID:/0S+41640
総一郎「どういう事だ、月?」
月「これから話す話は、地獄通信の噂が真実ならという前提だが……」
月「キラ事件の場合は犯罪者への裁きはキラという個人の意思で行われる」
26: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:38:50.76 ID:/0S+41640
L「となると、残る手はこれくらいですかね」
そう言うと、Lは一冊の本――『真実の地獄少女』――を取り出し、ページをめくる。
L「依頼者の胸には死後、自分も地獄に流される証として、刻印が刻まれる」
27: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:40:35.53 ID:/0S+41640
L「それはそうと、月君」
月「ん?」
L「昨日の夜、地獄通信にアクセスしましたよね?」
28: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:42:45.65 ID:/0S+41640
L(一日待ってみたが、私は消されなかった)
L(夜神月……本当にアクセスしていないのか、或いは……)
L「…………」
29: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:44:12.77 ID:/0S+41640
総一郎「そ、それはどういう事だ竜崎!? 何故息子が……!」
月「落ち着いて、父さん。あくまで竜崎が消えたらの話だ」
松田「で、でもどうして月君が……」
30: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/16(木) 18:49:49.83 ID:/0S+41640
L「それなのですが」
L「確かにLはキラが日本の関東地区にいる事を暴きましたが、それ以降目立った活躍はない」
L「そして、Lが現れてからも、キラの裁きは変わらず行われている」
94Res/77.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。