74: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/27(月) 23:29:09.68 ID:J1dKl7bE0
一目連「そいつは……もうほぼ決まりじゃないか?」
L「……とも限りません。本当に偶然という事もある」
L「とにかく、石元さんは彼女の監視をお願いします」
75: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/27(月) 23:30:55.63 ID:J1dKl7bE0
その後、他の捜査員や月が捜査本部にやって来たが、特に目立った事はなかった。
月が帰宅した後、タイミングを見計らい、Lは一目連を別室へと呼び出した。
L「どうでしたか?」
76: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/27(月) 23:31:58.44 ID:J1dKl7bE0
L「単純に二人で監視した方が気付ける事も多いだろうというだけです」
L「それに、石元さんが見ている物を一々報告をしたり」
L「私の細かな問いに全て答えるのも大変でしょうから」
77: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/27(月) 23:33:27.67 ID:J1dKl7bE0
それでもそこからさらに一時間後、ミサは通話を終了した。
不満気な表情から、月に一方的に終了させられたという方が正しいのかもしれない。
その後、しばらくは何をするでもなくベッドに横になっていたミサだが、
ある時間になると、何かを思い出したように起き上がり、パソコンを立ち上げる。
78: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:18:26.37 ID:n1q0ywt20
一目連「いや、こいつは地獄通信の偽物だ」
L「偽物?」
一目連「ああ。ここ最近誰かが作ったらしい」
79: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:20:24.39 ID:n1q0ywt20
L「送信を押す事で、その端末はウィルスに感染するようです」
L「おそらくは、個人情報を抜き取るタイプ」
L「注意していなければ、感染した事にさえ気付かないでしょうが……」
80: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:21:38.08 ID:n1q0ywt20
L「私の考えが正しければ、弥海砂が第二のキラで決まりです」
一目連「!」
L「彼女の行動を見逃さないでください」
81: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:23:19.98 ID:n1q0ywt20
再びミサを映したモニターへと視線を向ける。
ちょうど画面の向こうではミサが立ち上がり、部屋から出ていく所だった。
L(名前をメモした……これから殺しに必要な行動をとるのか?)
82: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:24:44.20 ID:n1q0ywt20
その瞬間、ミサの様子を映していたモニターが黒に染まった。
Lは反射的に周囲を見回す。
室内にいるはずの男の姿が見当たらず、慌てて部屋の扉を開いた。
L「皆さん、石元さんを見ませんでしたか!?」
83: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:25:28.02 ID:n1q0ywt20
ワタリ『竜崎、死刑囚の名が分かりました。しかし、その死刑囚は……』
L「先程心臓麻痺で死亡した……」
ワタリ『……はい』
84: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:27:09.69 ID:n1q0ywt20
【夕暮れの里】
輪入道「よう、帰ったか。お疲れさん」
一目連「ああ」
85: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:28:18.02 ID:n1q0ywt20
一目連「いや、前に輪入道が言ってた事が正しかった」
一目連「キラが右を向こうが左を向こうが、俺達の仕事には関係ないさ」
骨女「そうかい?」
86: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:29:39.00 ID:n1q0ywt20
【朝 月の部屋】
月「……ん?」
いつも通り準備を終え、大学に向かおうとしていた月は妙な物に気付く。
87: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:31:56.79 ID:n1q0ywt20
リューク「ククッ、なるほどなぁ」
リューク「その噂が広まれば、キラかキラの仲間にキラを殺すよう頼む奴はいなくなる、か」
リューク「だが、そう上手くいくのか?」
88: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:33:52.41 ID:n1q0ywt20
月「まず一つ、リュークには僕の近くに死神以外で人間ではない存在を確認したら教えて欲しい」
月「死神の目なら可能だろ?」
月「それが誰かまでは教える必要はない。そこまで頼むと断られそうだしね」
89: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:35:23.75 ID:n1q0ywt20
月「まず一つは、先程話したキラと地獄少女が同一人物だという説に信憑性を持たせる為」
月「送られて来た怨みの対象が簡単に調べられ、かつ本当に悪人である場合はデスノートで殺す」
月「送信した人物が心臓麻痺で死んだとなれば……」
90: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:36:35.01 ID:n1q0ywt20
月「そして、もしこの偽地獄通信にアクセスしたら……」
リューク「キラを流そうとしてる奴の情報がミサに届くってわけか」
月「そうだ。そして、そいつを殺させる」
91: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:39:16.06 ID:n1q0ywt20
月「リュークには、ノートの表紙に嘘のルールを書き加えて欲しい」
――このノートに名前を書き込んだ人間は最も新しく名前を書いた時から
13日以内に次の名前を書き込み人を殺し続けなければ自分が死ぬ。
92: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:42:48.06 ID:n1q0ywt20
【現在 月の部屋】
月(――そう。ミサが捕まった場合は、お前は僕を頼らざるをえない)
月はノートを拾った体制から、顔を上げる。
93: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:44:24.75 ID:n1q0ywt20
月「とにかく、何があったのかを教えてくれ」
レム「つい先程、ミサが家を出たタイミングで顔を隠した男が接触してきた」
レム「そして、第二のキラ容疑と言い、ミサを拘束した」
94: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/03/02(木) 17:46:48.92 ID:n1q0ywt20
月「レム、お前はそのノートを持ったまま死神界へ帰れ」
レム「言われなくても、そうするつもりだ」
レム「Lは間違いなくミサのノートの切れ端に触れる。そうなれば、私の姿が見えるからな」
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