42: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/20(月) 23:55:45.92 ID:RiLoF09B0
【数時間前 月の部屋】
月「……ああ、うん。はは、そうなんだ……」
月は電話の相手である弥海砂に生返事を返しながら、時計を見た。
既に通話を開始してから二時間が経とうとしている。
ミサの所有物である携帯電話を譲り受けた為、会話内容を傍受される心配はないが、
ほぼ毎日のように取り留めのない話に時間を割かれるのは苦痛でしかない。
月「それはそうと、例の件は問題ないか」
ミサ『え? あ、うん。ちゃんとライトに言われたようにやってるよ』
月「大変だと思うが、引き続きよろしく頼むよ。全てが終わったら……」
ミサ『分かってる! ライトはミサを一生愛す……だよね?』
月「……ああ」
月「おっと、もうこんな時間か……これ以上遅くなるとミサの仕事に影響が出てもいけない」
月「名残惜しいけど、仕方ないな。じゃあまた明日……」
電話の向こうではまだミサが何やら喋っていたが、月は構わず通話終了を押した。
ようやく訪れた静寂に、溜息を吐く。
月「ふう……」
リューク「ククッ、一生愛す……か」
月「……仕方ないだろ。ああでも言わないと、あの女は何をしでかすか分からない」
94Res/77.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。