過去ログ - 【ミリマス】モテないプロちゃんの救済技法
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10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:53:50.51 ID:+rctxQ9x0

 私はプロちゃんが貰ったチョコの山を一瞥し「ところで、結構な数のチョコ貰ったんだね」と先制攻撃の第一射。

「ん? あぁ、まあな」とプロちゃんが反応を返したところで続けざまに
「これだけのチョコが貰えるなんて、プロデューサーしててよかったね、幸せモンだ。
 ……でもでも勘違いしちゃダメだよプロちゃん。決してこれは、君が女の子にモテた証じゃないのである。
 ほらほら思い出してごらん? プロちゃんの寂しい青春時代、バレンタインが近づくたびに『爆発しろ!』
 なんて心の中で起爆装置のスイッチを入れていたあの頃を」と弾幕を張る。

 すると私の思惑通り、プロちゃんが「あのなぁ、勝手に人の青春を寂しい物にしないでくれよ」と陽動に喰いついてくれたので、
 後は「じゃあ、プロちゃんって学生時代モテてたの?」と横から一発、デカい爆弾を投げ込んであげるだけ。


 まんまと罠に嵌ったプロちゃんは、途端に言葉を詰まらせて私を見た。

 その焦りを浮かべた表情から察するに「もちろんモテたさ」なんてすぐにバレるような見栄を張るか、
 それとも「いや、実は茜の言う通り……」と正直に非モテであったことを白状するか、そのどちらを選ぶか迷っているようだった。

 まぁ、天才的な司令官である茜ちゃんの手にかかったら、どちらに出ても手はあるし、何を言おうが構わなかったんだけど。


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