過去ログ - 【モバマスSS】続々・あやかし事務所のアイドルさん
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 18:54:54.33 ID:qvXW1MV20
むかしむかし、ある所に文香という読書好きの妖怪がおりました。

日陰者を自称し、人生の大半を引きこもって生活していた文香でしたが、小さなきっかけから彼女の生活は激変してしまいます。

今回はそんな文香の新しい日常のおはなしです。


3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 18:55:23.89 ID:qvXW1MV20
あやかし事務所のアイドルさん 第3話:文香と新生活と次へのステップ


4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 18:57:51.30 ID:qvXW1MV20
カッチ…カッチ…チッ、ジリリリリリリリリリリ!!

まだ真っ暗な明け方、とある女子寮の一室で目覚まし時計が鳴り響きます。

「ふあ……」
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 18:58:32.20 ID:qvXW1MV20
「あら、おはよう文香。随分早起きね」

「おはようございます。奏さんは夜更かし……いえ、この場合朝更かしになるのでしょうか?」

「ふふっ、呼び方なんてどちらでも構わないのに。相変わらず生真面目ね」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 18:59:20.47 ID:qvXW1MV20
ランニングの前には準備運動が欠かせません。

玄関から寮の庭へ向かうと、一足先にストレッチを始めている人影がありました。

「おはようございます、肇さん。すみません、少し遅くなりました」
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:00:20.04 ID:qvXW1MV20
河川敷を走って目標地点にたどり着くと、ちょうど朝日が昇り出すところでした。

暗かった空が少しずつ青に変わっていく光景は、文香にとって早朝ランニングを頑張ったご褒美です。

「はっ…はぁ…朝早くから起きるのは、慣れるまで辛かったですが、このような風景を見られるのならば、また頑張ろうと思え、ます」
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:01:26.58 ID:qvXW1MV20
「では私はもう少し走ってきますね。お疲れ様でした」

「はい、今日もありがとうございました」

寮の前で肇と別れ、文香はお風呂へと向かいます。
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:02:12.30 ID:qvXW1MV20
「はぁ……またですか、夕美さん」

「あ、文香ちゃん。おはようっ」

浴槽に居たのはアルラウネの夕美でした。
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:04:11.97 ID:qvXW1MV20
驚かされはしましたが、慣れれば植物に囲まれたお風呂というのも乙なものです。

体を洗い、浴槽に浸かった文香はほぅっと息をつきました。

「こういうのも悪くないでしょ?」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:05:14.55 ID:qvXW1MV20
脱衣所で髪を乾かして部屋に戻ると朝ごはんの時間になります。

今日のメニューは炊き立てごはん(+生卵)に豆腐とわかめの味噌汁、焼き鮭にほうれん草のおひたしと、教科書に乗せたくなるような朝ごはんです。

あえて控えめにかき混ぜた卵にちょっぴりの醤油を入れ、それを熱々ごはんにかけるのが文香の考えるBEST TKGです。
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:05:57.15 ID:qvXW1MV20
午後からのレッスンは文香が一番苦手なダンスレッスンです。

「ワン、ツー、ワン、ツー…うん、いい調子です。次は俯かないようにするのを意識してみましょうか」

「はっ、はい!」
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