2:名無しNIPPER[sage]
2017/02/14(火) 19:12:09.43 ID:XdM+YPyno
今どき女の子同士でチョコレートをあげるのなんて、別に珍しくもなんともない。
女子高である浦の星も、だから、バレンタインデーが無関係というわけではなくなってくる。
Aquoursのメンバー同士でも渡しっこしていたし、私も他の部員にチョコをあげた。
そう。だから、鞠莉にあげるのだってなにひとつおかしなところはない。
そう、自分に言い聞かす。
鞠莉「じゃあ、果南の考えるベストタイミングっていうのはさ」
果南「え?」
鞠莉「部員がみーんな帰った後、夕日の差し込む二人きりの部室のことをさすの?」
果南「ぅ、え?」
鞠莉「だってそうでしょう? 他の子たちにはとっくに渡してたじゃない」
鞠莉「私に渡すベストタイミングは――今、ってこと?」
果南「いや、それは別に、」
鞠莉「ねえ、果南」
遮るように。射抜くように。
鞠莉の言葉が、まっすぐ飛んでくる。
鞠莉「これは――何チョコ?」
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