過去ログ - 【DQ7】マリベル「おやすみなさい ミントちゃん。」【後日談】
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197: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/02/25(土) 18:26:43.74 ID:HJWqesKb0



ガボ「行っちゃったな。」

その後フィッシュベルの船着き場で降ろされた三人は乗組員たちとがっちりと握手を交わし、村の者たちと共にその帰りを見送っていた。

アルス「次に会えるのは いつになるんだろう。」

マリベル「さーてね。でも ここと交易を結んだってことは それなりに 来るようになるんじゃないかしら。」

アルス「……そうだといいな。」

マリベル「うふふっ きっと そうよ。」

遠くに見える海賊船を見つめる少年に少女はそっと微笑むのだった。

ガボ「オイラもう 帰るけど ふたりは この後 どうするんだ?」

アルス「あ そうだ マリベル すぐに出発する?」

少年がこの後の予定のことを思い出して問う。

マリベル「それでもいいけど 先に お風呂に入っていきたいわ。」
マリベル「結局 昨日は 向こうで 寝ちゃったからね。」

髪をパラパラと散らして少女は言った。

アルス「そっか。」

マリベル「あんたも 一回 家に帰って 入ってきなさい。」
マリベル「あたしと 行動するんだから 常に 清潔にしててよね!」

頬を掻く少年の胸元に指を突き立て、少女が睨みを利かせる。

アルス「はいはい。」

マリベル「よろしい。」
マリベル「それじゃ また 後でね。用意が 済んだら うちに 来てちょうだい。」

そう言って少女は鼻歌混じりに邸宅の中へと消えていった。

ガボ「それじゃ オイラも 行くよ。じゃあな アルス!」

それを見送り狼の少年もまた村の出口を目指して歩いていってしまった。

アルス「…………………。」



“たまには 迎えに来てくれても いいじゃないか。”



なんてことを心の中で愚痴りながら残された少年も自分の家へと歩き出すのだった。





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