過去ログ - 【DQ7】マリベル「おやすみなさい ミントちゃん。」【後日談】
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211: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/02/25(土) 18:49:02.14 ID:HJWqesKb0



マリベル「ふう……。」



少女はペンを机に置くと、一つ大きく伸びをして席を立ちあがる。

マリベル「いろんなことが あったわね〜。」

そう言って少女は窓辺に立ちこの四日間に起きた様々な出来事を思い返していく。

すべてのきっかけはある婦人の言葉だった。



“シャークアイさまも たいそう ネコが お好きでねえ。”



この会話がなければ今回の旅はなかったと言っても等しい。その後の人魚との会話も、少年と過去へ行く話も、すべてはここから始まったのだ。

そしてたどり着いた過去の世界で出会った四人の小さな旅人たち。

彼らに関わったことが後の助けになるなど夢にも思っていなかった。

マリベル「あいつら うまく やってるかしら……。」

どういう巡り合わせか、結果的には助けた命によって失われそうだった命はその場で潰えずに済んだのだ。
別れ際に少女があの杖を託してみたくなったのは、そのことへの感謝の気持ちでもあったのかもしれない。

また、彼らから見えてきたのは魔物たちの本音。

世界の平和を望むのは人間だけではない。
魔物の中にだって誰にも邪魔されずに平穏に暮らしていたい者だっているのだということを、改めて教えられたような気がした。

そしてその平和のために落とされてきた多くの命の上に自分たちは立っている。

そんな気すらしていた。



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