過去ログ - 【DQ7】マリベル「おやすみなさい ミントちゃん。」【後日談】
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30: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/02/18(土) 22:15:35.86 ID:bzhgeXks0



*「ややっ これはこれは アルスどの!」



その頃、城の跳ね橋前では少年と海賊の総領が一人の兵士に呼び止められていた。

アルス「こんにちは。」

*「今日は 見慣れない方と ご一緒ですな。」

兵士はそう言って少年の隣に立つ長髪の男に目を配る。

シャーク「以前 来航したときにも うわさがいっていたかと存じるが オレは マール・デ・ドラゴーンという船から 来た者だ。」

アルス「今日は 王さまに ごあいさつをと…。」

*「そうでありましたかっ 王も お喜びになるでしょう! どうぞ お進みください。」

それを聞いて兵士も納得したのか、にこやかに笑って二人を通した。

シャーク「かたじけない。」

アルス「さあ 行きましょう。」

シャーク「ああ。」

そうして二人は兵士に軽く礼を言い、再び城門を目指して歩き出そうとした時だった。





*「アルスじゃない! それにキャプテン・シャークアイも!」





*「「……!」」

不意に聞こえてきた声にバルコニーを見上げれば、そこには少年の戦友である王女が欄干に手をかけてこちらを見つめていた。

アルス「アイラ!」

アイラ「よっ…… と。」

それに気づいた少年が名前を呼ぶ間に王女は柵を乗り越え、少年たちの前へと軽く降り立った。

アイラ「ハーイ アルス。それに シャークアイさんまで!」

アルス「やあ アイラ。」

シャーク「これは アイラどの ご無沙汰している。」

アイラ「今日は ふたりして どうしたのかしら?」

アルス「うん シャークアイさんが 王さまに あいさつをね。」

シャーク「偶然 近くまで 寄ったものだからな。これから先のことも 見すえて。」

アイラ「そうだったの。バーンズ王は いつも通り えっけんの間にいるわ。」

そう言って王女は二人を手招きする。

アルス「…………………。」

シャーク「…………………。」

少年と総領は顔を見合わせ、前を歩く王女の後について歩き出すのだった。





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